ロックンロールで一夜漬け

ロックンロールで一夜漬け

音楽に踏み込む探検日記。月曜更新

ドレスコーズ×GLIM SPANKY観てきた

 

小生意気にもライブレポの真似事をします。

 

先週の金曜に、恵比寿リキッドでのドレスコーズとGLIM SPANKYの対バンに行ってきました。

形式的にはツーマンですが、オープニングアクトの挫・人間のインパクトが強すぎて実質スリーマンのような気分でした。

 

どう書いていったらいいのか分からんのですが、さしあたって出番順に思ったことを書いていこうと思います。

 

 

⚫︎挫・人間

挫・人間は元々ちゃんとアルバムを聴いたことはなかったんですが、何故か曲をコピーしたことがあって知ってるバンドでした。

元々キワモノ(褒めてます)な事は分かっていましたが、実際にライブで目の前にしてみると予想以上にやべえバンドでした。

カッコいいとキモいで同時に鳥肌が立ったのは生まれて初めてです。

本物のロックを教えてやるぜーと叫びながら1曲目はラップのカラオケ(曲名知らない)、そのまま人類、そしてセルアウト禅問答へ。セルアウト禅問答はCDだとキーボードの音が入ってますが、ライブではギター2本で再現していました。ライブ版も勢いがあって良いですね。

アイラブユーの時の下川さんの顔がもうホントこんなアイラブユーがあってたまるかという形相で、夢に出そうで眠るのが怖いです。

そして呪詛みたいな初恋のMC、からの下川最強伝説で締めの4曲構成でした。ボーカルがMCで初恋の話をするって、それだけ書くと甘酸っぱい感じなのに、それであんな恐ろしい空気になるのは流石です。

なにか妙なカタルシスがありました。

あと、アー写と違ってギターの人がモヒカンにアイシャドウという筋少みたいなルックスになっていて、なるほどナゴムの遺伝子かって思いました。

僕は筋少とか昔のインディーズはあんま知らないんですけど、ナゴム系を聴いてくるともっと面白さが分かるバンドかもしれないですね。

 

 

⚫︎GLIM SPANKY

挫人間のあとってどうなんだろうと思ってたんですが、始まると一気に空気が変わりました。

冒頭からワイルドサイドを行け、褒めろよとシングル曲で畳み掛け、3曲目にMIDNIGHT CIRCUSで一転して妖しい雰囲気を見せてくるあたり、非常に引き込まれる運びです。

前に見たときも思いましたが、やっぱり滅茶苦茶カッコいい!ボーカルの平尾レミの声がとんでもないです。ジャニスジョプリンの再来と言われているのは誇張でもなんでもないのではというくらいの迫力でした。

周り見てても、結構いい歳のオッサンがウオオオオオみたいになってるんですよね。古いロック好きのおじさん層からの支持も厚そうです。

 

僕はおじさんではないです。

 

歪んだシャウトも最高だし、大人になったらなどの数曲で披露された、曲頭の静かめな弾き語りもすごくよい雰囲気です。ハスキーな声質の良さもありますけど、普通に歌めっちゃ上手い。

ギターの亀本さん(今回で名前覚えた)も、とても格好良いギタリストでした。ジミーペイジかジミヘンかっていうような、古いロックの王道ギターですね。でも現代の曲として聴いても全く違和感なくて、スッと入ってくるキャッチーさがあるのが不思議です。

弾き姿も格好いい。革ジャンとスーツのいいとこ取りみたいな服装も相まってよいですねー。

僕は演奏を聴いてて、この人はジミヘンとかジミーペイジが好きなんだろうなって思ってたんですが、アンコールで志摩さんがデュアンオールマンみたいって言ってて、ああそっちか!ってなりました。確かにスライドが上手。

新曲の怒りをくれよも是非ちゃんと音源で聴いてみたいですね。ワンピース観に行けば聴けるってのが凄い。ワンピースて。

でもタイアップに関してはある意味で納得できるというか…。というのもこの人達自身が、言動やエピソードが少年漫画の主人公みたいで。なんか最早、尾田先生の漫画に出てきそうですもん。

ほぼ同世代だし、今後も楽しみです。

 

 

⚫︎ドレスコーズ

この日のトリでした。志磨さんを生で見るのは初めてです。

やっぱりドレスコーズ目当ての人が多かったようで、グリムスパンキーが終わるとググッと前列に押し込まれるような圧がありました。

 

幕が開くと、最初は演奏体のジャムセッションから始まりました。ギターの人上手いなあ、なんか見覚えあるなあと思ってたら毛皮のマリーズのギターの西くんでした。今回メンバーが誰か全く知らない状態で行ったので、思いがけず嬉しかったです。

盛り上がってきたところで志磨さんが登場、しばらくセッションが続いてそのまま一曲目のLolitaへ。やっぱり志磨さんが出てくると、なんというか「で、出たー‼︎」って感じがありますね。貫禄があってロックスター然としてる。

指を差したり拳を上げたり、動作の一つ一つが格好いい。

2曲目はゴッホドレスコーズ4人時代の曲が続いたあと、なんとThe Who のPictures of Lilyのカバーをやっていました。日本語詞つけたカバーだったのかな?若い頃に作った自主制作盤からということで、毛皮のマリーズっぽい仕上がりになっていて面白かったです。あと、ちゃんと志磨さんがマイクを振り回していたのがツボでした。

 

 やっぱり全体として毛皮のマリーズ時代の曲は特に盛り上がるなあという印象でした。お客さんも前の方はマリーズ時代からのファンが多かったのかな。特に中盤のコミックジェネレイションやMCの語りからのビューティフルは圧巻でした。

(そういえば、コミックジェネレイションの時に隣でめっちゃ楽しそうな革ジャンモヒカンがいて、やべえのいるなと思って見てたんですが後から考えるとあれは挫人間のギターの人だったな・・・。)

 

最後はドレスコーズの曲、愛に気をつけてね。あんたなんかきらいの大合唱。この曲がラストってのがまた役者らしいところです。

ライブの最後の最後にきらいきらい言い合って終わりっていう、つまんないライブじゃ絶対できない予定調和。サイコーです。

 

後になって調べて分かったことですが、この日のドレスコーズはギターが毛皮のマリーズの西くんこと越川和磨、ドラムが初期ドレスコーズの菅大智、ベースは現体制になってから参加している有島コレスケということで、かなり豪華なメンバーだったみたいです。初めて生で観たのがこの体制だったのは幸運でした。

 

 

⚫︎アンコール

前述のように格好よく締まっていたのでアンコールないのかと思ってたら、ありました。

あんたなんかきらいっつって出て行ったのに、ふつうにまた現れて喋ってる志摩さんがちょっとシュールです。

曲はドレスコーズグリムスパンキーの2人を加えての、毛皮のマリーズのジャーニーでした。レミさんの歌うジャーニーすごい聴きたかったんですが、周りが大合唱しててほぼステージの声が聴こえなかったです・・・。でもそこも含めてライブって感じで良かったですねー。

ギタリストは左右どっちもレスポールで、でも出音が全然違うのはやっぱり個性だなぁと思いました。

ステージを指差してこの線を超えたら生きて帰れないかも、って歌ってからダイブしてくるというのも凄い。そんでその後マイクのコードで首吊り演出って、ほんと徹底してて半端ないです。

 

3バンドとも昔の音楽へのリスペクトがあって、そのうえで自分たち流のロックをやっているバンドだと思います。だからこそバンド同士も仲が良さそうで、見ていて楽しい組み合わせでした。

 

また観に行きたいものです。