ロックンロールで一夜漬け

ロックンロールで一夜漬け

音楽に踏み込む探検日記

スピッツの新曲のMV、ヒロト

 

こんばんは。

最近夜は涼しくていいですね。

今週はスピッツの話です。

 

この間スペースシャワーを観ていたら、スピッツの「醒めない」のMVが流れてきました。

ああそういえばアルバム出たのに聴いてないや、リード曲いい曲だなあと思って観ていたら、ビデオの最後で驚く事がありました。

 

大体3:30くらいのところからです。

藍色のシャツにギターを抱えて歌っていた草野さんが、急に革ジャンを着た立ちボーカルになっています。しかもこのポーズは、ヒロト・・・?

うん、完全にヒロトです。

途中出てくるアニメ風のキャラクター、なんとなく顔とか格好がヒロトっぽいなあと思っていたら、まさか本人がど真ん中のコスプレをしてくるとは。

YouTubeのコメント欄にはあまりそこの所へのツッコミがなかったですが、いやでもこれはブルーハーツへのリスペクトでしょう。

ベースの人の両足をそろえて飛び跳ねる動きも、河ちゃんがよくやってた気がします。

改めて歌詞をよく見てみたら、どうも「昔ガーンと来た衝撃を今も忘れずにいこうぜ」という、ロックの初期衝動への回帰の曲のようです。六大陸とロック大陸の掛け言葉が素敵です。

そういう曲のMVにこの格好を持ってきたのかと思うと、尚更スピッツ(とくに草野さん)のヒロトへの強いリスペクトが感じられます。

歌い出しの一節については、昨年クロマニヨンズスピッツとの対バンがあったので、その時に草野さんがヒロトと話をして、ヒロトスピッツを覚えててくれて…という事があったのかもなーなどと勘繰ってしまいました。

はい。妄想です。

 

スピッツは実は最初はパンクバンドで、ブルーハーツに衝動を受けて方向性を変えたという話があります。その事自体は何かで読んで知っていましたが、本人達がその一面をハッキリ出しているのは初めて見ました。

僕はスピッツに関しては、両親が好きでよく車なんかでかけていたという世代です。それもあって非常に長い間、優等生的なバンドだという印象がありました。小さな子供に聴かせても全然OKだったというわけで。

でも20代に入って色々な音楽を聴き慣れた今になってみると、実は結構ギター歪んでてソリッドなロックだったんだなぁということに気づかされます。

本家のライブはまだ観たことがないのですが、大学の学祭などでコピーバンドを見かけることが結構ありました。そういった時にも、大きい音になると結構ガツンと音圧のある感じになる印象で驚いた覚えがあります。

歌詞もセックスと死がテーマだと公言している様です。

考えてみればスパイダーとか冷静に怖いですね。誘拐かな?と。

そういう意味で、スピッツブルーハーツみたいな事をしていたと初めて聞いた時は驚きましたが、よくよく考えると納得かもしれません。

逆に後進のバンドで a flood of circleやThe BOHEMIANSなど結構ゴリゴリのロックンロールをやっている人達が、影響を受けたバンドとしてスピッツを挙げていることがあります。 

入り口としてはとても聴きやすく 、でも掘り下げると実はロックって本当に凄いことだと思います。

 

ていうか、アルバム聴かなきゃ・・・