BIMBOROLL 雑感〜A面〜
こんばんは。
CDJもクロマニヨンズも抽選落ちてました。うーむ・・・。ちょっと予約が遅きに逸したので、仕方ないといえば仕方ない気がします。
来年はすばやくなりたい。
さてさて、今回はザ・クロマニヨンズの最新アルバム、BIMBOROLLについて書いていきたいと思います。
書いてみたらなんだかまた長くなりそうだったので、今週はA面だけに絞ってみました。
いつもありがとうございます。
今回はアナログ盤を予約していなかったのですが、タワレコ池袋店でダメ元で在庫を聞いたところ一枚だけ残っていて、無事手に入れることができました。
店員のおねえさん、めっちゃ時間かけて探してくれてありがとうございました。すいません。
ジャケットは、かたつむりか何か謎の生き物に乗って海を渡るような絵ですね。何気に今までで一番不思議なジャケットな気がします。前回はジャングルの精霊でしたけれど、今回はなんなのでしょうか。ライブ行ければ前説でわかるかな…。
BIMBOROLLのBIMBOはバカ、ウスノロという意味だそうで、この辺りの単語をタイトルにもってくるあたりストーンズっぽくて格好良いです。貧乏ともかけてるのでしょうか。
肝心の内容ですが、予想通りというか期待通りというか、今回もド直球のロックンロールですね。
・ペテン師ロック
これは以前このブログでも触れました。やや歌謡曲風のメロディに、とてもシリアスな歌詞となっております。ヒロトの鋭いハーモニカは聴き応えがありますね。
今回リード曲がこれだったので、まさか全体的にハードボイルドで大人な雰囲気のアルバムになるかと思っていたんですが、全然そんなことなかったですね。
公園でクリームパン食べちゃう。
・マキシマム
この曲はマーシー曲で、パワフルで元気なロックンロールです。ACE ROCKERでいうとこのバニシング・ポイントのポジションかなーと個人的には思います。ライブ始めでやってくれたら盛り上がりそうです。
くだらねえ、つまらねえ、ぶっ飛ばしていくっていうのはロックンロールの共通理念ですね。かっこいい。
・ピート
これはピート・タウンゼントの曲だそうです。ザ・フーを自分の部屋で聴いている少年の曲で、初期衝動に直結した曲とも言えるかもしれません。未だにこういう曲が出てくるあたり、今更ながらホントにこの人達ロック大好きなんだなあと思って嬉しくなります。
「そのギブソンでぶっ壊してくれ」ってのはまさに僕が10代のころマーシーに持っていた気持ちそのものでして、なんだか感慨深いです。
アウトロのギターソロもスイッチング奏法(たぶん)を使ったピートタウンゼントを意識したフレーズになってるのがまたツボです。
そういえばすごく遡りますが、ブルーハーツ時代の人にやさしくでもスイッチング奏法をやってましたね。もしかしたらあれもMy Generationから着想を得たギターだったのでしょうか。
・おれ今日バイク
実は一番気に入ったのがこの曲です。
「おれ今日バイク」のコーラスが楽しいです。これライブで合唱したら最高だろうなあ…。
ヒロトのバイク曲はACE ROCKERの49cc以来でしょうか。セリフ部分はレコードの早回しで声を高くしてるようです。どれが誰か考えるのも楽しいところです。
「便利ってなんだ」「安全ってなんだ」と、フッと考えさせる一節が入るのもまたクロマニヨンズらしいです。
あんまり掘り下げないあたりも。
・デトマソパンテーラを見た
デトマソパンテーラって何かと思って調べたら、車なんですね。全然詳しくないですが、スーパーカーって奴だそうで。
流行りのクルマもマーシー曲ですし、マーシーは車も好きなんですね。
クリームパン食べてたら珍しくカッコいい車を見たという、ただのおっさんの日常では…という曲さえ格好いいからズルいです。
このペテン師ロックとの温度差よ。
・ナイアガラ
これは確か、ブルーハーツの海外ツアーの際にナイアガラを観たときの事が突然降りてきた曲だそうです。きれいなコーラスで、比較的しっとり聴ける感じの曲ですね。ライブだとストラトできそうなイメージです。A面最後というポジションにはとても合ってるように思います。
総じてA面は元気で華がある印象です。
マキシマム→ピート→おれ今日バイク、の流れが好きですねー。
結構A面ばっかり聴いてしまいそうなのですが笑、来週はB面をじっくり味わってみようと思います。