ロックンロールで一夜漬け

ロックンロールで一夜漬け

音楽に踏み込む探検日記

ポップス→パンク→ブルース

 

こんばんは。

 

クロマニヨンズのツアー当選しました。

…よっしゃあああああああ!!

 

2週間かけてアルバムの感想書いたことが報われたのでしょうか。何にせよよかったです。

3月の公演なのでまだ少し先ですね。かなり後の方のライブなので、どんな風に曲が化けてくるかを楽しみに待つこととします。

 

さておき、今週はまた別の話です。今週は

「甘いものを食べたあと、塩っぱい物を食べたくなる」

この現象について考えたいと思います。

あ、音楽の話です。大丈夫です。

 

1ヶ月ほど前にApple Musicを使い始めました。これによってかなり気軽に色々なジャンルが聴けるようになり、毎朝新しいアルバムを聴くような事も可能になりました。うーん贅沢。

ほんとは一つのアルバムをじっくり聴き込むという作業が(特に洋楽は)必要なところですが、今は折角なので色んなものをつまみ食いしまくっている状態です。

ちなみに昨日はトイドールズ、今日はクラッシュです。クラッシュはジャケットがめっちゃかっこいいっすね。London Callingが好きです。

 

そんな風に色々なものを聴いていて、最近思うことがあります。それは、

「聴きたくなるジャンルに一定の周期がある」

ということです。なんのこっちゃですね。

 

僕が普段よく聴くものは、大雑把に分けると

・60年代ロック(ビートルズストーンズetc)

・初期パンクロック(クラッシュ、ラモーンズetc)

・ブルース(クラプトン、マディウォーターズ、ロバートジョンソンetc)

・日本のロックンロール(クロマニヨンズドレスコーズ、50回転ズetc)

・いわゆる「ロキノン系」(くるりフジファブリックバンプetc)

・たまにポップス、昭和歌謡、アイドル、フォーク

といった感じです。偏りがすごい。

何が邦ロックで何がロックンロールかというようなカテゴライズは無限に議論ができるところではありますが、今回はそこが話の主体ではないのでこのくらいで勘弁して下さい。

クロマニヨンズロキノン系っぽくないじゃん、くらいの軽い仕分けです。

で、改めてここ最近聴いた曲を思い返してみると、

「歌謡曲を聴いた後、無性にパンクが聴きたくなる」

という傾向が明らかにあったのです。

謡曲は手をつけ始めたばかりであまり聴き慣れてないというのもあるのですが、これほんとそうです。

何ですかね、こう…。音圧が欲しくなるというか、荒っぽいシャウトが聴きたくなるというか。説明するのは難しいです。

しかも何故か洋パンクを欲します。ラモーンズのライブ版とかガーッとかけたくなる。

そしてこの気持ちが、

「甘いものの後に、ちょっと塩っぱいものを食べたくなる」

というのと同じだと思うのです。

これが今回のテーマです。

さしずめ、甘いポップスの後はちょっと辛口なパンクを…ということですね。

「ちょっと辛口なパンク」という言葉のパンクス精神の無さ半端無いですね。やめましょう。 

 

ともあれ、歌謡曲のあとパンクに行きたくなる ります。そうしてまあ一通り聴き倒してくると、今度は段々聴き疲れしてくるわけです。大概アクが強いので、かっこいいながらも「もういいよ…」という気持ちも芽生えてきます。かといってポップスの甘さがまだ残ってもいて、じゃあまたアイドル行くか、とはなりません。

そこで次はブルースに行くわけです。

メロディーも定かでない、音も薄い。でもその簡素でゆったりしたリズム、ギター、ざらついた声が渋く心地いい。

ブルースは日常の不満とか鬱屈とか、そういうものが歌われていることが多いので、その点でパンクからの切り替えは実は違和感がないです。

さしずめ、ここでのブルースの立場とは「お茶」だと思います。

つまり、チョコレートを食べた後に煎餅を食べて、今度はお茶が欲しい。という流れですね。

 ちなみに、演歌は日本のブルースだなどと言われることもありますので、もしかしたら演歌でもいけるかもしれません。やった事ないけど。

基本、ここ3つの循環でループできると思います。ポップス→パンク→ブルース→ポップス→…といった具合です。

ただ、やっぱりこれだけだと物足りなくなることもあります。音楽をよく聴くようになってから早10年、何を一番聴いてきたかといえば、それはやっぱりロックンロールやロキノン系な訳です。ここが主食です。

なおも食べ物の例えで行くならば、ロックンロールは牛丼やカレーやラーメンで、ロキノン系はチャーハンやオムライスやハンバーグという印象です。

お洒落なカレーもあれば、えげつないほどボリューム全開なハンバーグもあります。

そういうことですね。

この主食の中同士でも周期がありまして、例えばあっさりしょう油の昔ながらのラーメンを食べたら、次ラーメン食べるときは豚骨にしようかな、などということも当然あるわけです。

チャックベリーやエルヴィスを聴いた次の日にビートルズを聴くとすごいド派手に聴こえるという奴ですね。

いずれにしろ、音楽は食べ物のように味覚としてハッキリ刺激に区別がある訳ではないのに、こういう例え話ができるのは面白いことだなーと思います。

 

と、ここまで書いて、いまクラッシュの次に聴きたくなったのが、大滝詠一でした。

 

 大滝詠一・・・?