GEZANの活動再開と新曲
ごぶさたしております。
1週間空いてしまいました。
年度の分かれ目は色々大変ですね…。
さりとて、現在活動中のバンドは刻一刻と状況が変わっている訳でして、
ヘルシンキラムダクラブからギターが抜けてしまったり、マヤーンズが5人編成になったり、インディーズは特に入れ替わりが激しいです。
そんな中で今回は、GEZANのドラムが新加入したことについて書いていきたいと思います。
GEZANについては以前、昨年の8月のドラムが抜ける最後のライブ前にここで取り上げさせていただきました。
サイケデリックで、ハードコアで、破滅的で、でもどこか子供のような無邪気なキラキラ感を持ったバンドだと思います。
僕はあんまり普段ハードコアによったタイプのは聴かないんですが、そのたまに垣間見えるキラキラが気になって、一昨年のロッケンローサミットで観て以来なんとなく動向を追っているという、僕にとってはそんなバンドです。
昨年の8月31日をもってドラムが脱退して、以来3人編成でライブしたりという状態が続いていたようなのですが、今年2月28日に新ドラムが正式に加入してのライブがあり、復活する運びになったようです。
ナンバーガールのようにメンバーが1人抜けて、それをきっかけに解散という事例も多いので、これはほんとに嬉しいことです。
で、その新編成でのライブでの曲がYouTubeに上がってまして、これがいい曲で。
終わらない歌が終わった、リンダリンダはもうきこえない、とブルーハーツの曲を取り上げた歌詞が印象的です。そして何より、2ndアルバムあたりまでのギンギンなサイケデリックと比べると、音が凄く爽やかに突き抜けたなと驚かされます。極端な話、全く違うバンドのようです。
ボーカルの子供のような不思議な歌声も、歌詞の世界観にあって良いです。曲に合わせてか、心なしか声の出音が真っ直ぐになってる感じで、歌上手い人だったんだなあと今更ながら思いました。
とはいえこの流れはドラム脱退前の頃から始まっていまして、旧メンバーの4人編成での最後のアルバムであるNEVER END ROLLというアルバム、これが本当に素晴らしいです。
結果的に先行シングルのような格好になった「言いたいだけのvoid」を始め、轟音はそのままにポップで爽快感のある曲が目白押しとなっています。それまでのGEZANのイメージカラーは血のような真っ赤だったようなのですが、このアルバムに関してはジャケット写真も含めて澄んだ真っ青といった印象です。
個人的には、以前から垣間見えていたキラキラ感がより前面に出てきたようで、こっちの方がずっと好みです。
新加入のドラムに関しては、ライブ行かないと分からないところもありますが、YouTubeで聴いた感じパンチがめちゃめちゃありますね。スネア一発の音だけでも主張がすごい。GEZANにはめっちゃ合ってるんじゃないかと思います。
今後はこのまま透き通ったような曲のパンクバンドになるのか、またグロテスクでサイケな方向に行くのか、どちらにしても今後が楽しみです。