ロックンロールで一夜漬け

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音楽に踏み込む探検日記。月曜更新

忌野清志郎のギター展に行ってきた

 

こんばんは。

この5月中旬くらいの気候が僕は好きです。

 

先日、渋谷で開催されている忌野清志郎のギター展に行ってきました。

正式には「ロッ研ギターショー at Amrita Custom Guitars」ということで、先日発売された忌野清志郎の愛蔵楽器写真集に連動して開催された展示会になります。写真集に掲載された忌野清志郎の使用ギター達を実際に目のあたりにすることができる機会というわけですね。

場所は渋谷のアムリタカスタムギターという楽器屋で、ここは生前忌野清志郎のギターの管理をされていた方が経営している個人のギターショップなのだそうです。オリジナルのギター販売も行っており、このところ仲井戸麗市もといCHABOさんが愛用しているバタースコッチのテレキャスターもこのアムリタ製のようです。

この動画で持ってるテレですね。いい音。

(余談ですが、貼ってるキスマークのステッカーはクロマニヨンズの「キスまでいける」のジャケットのステッカーですね。後輩バンドのステッカー貼るなんて素敵です。)

以前ライブで観たときこのテレキャス一本で弾き語りをする姿が非常に格好良く、後で調べて「CHABOが使ってたギター作ってる、このアムリタってどこのメーカーだろう?なんでフェンダーじゃないの?」と思っていたのですが、清志郎つながりだったならば納得です。

 

話が逸れてしまいましたが、ともかくギター展行って来ました。

お店は大通りから一本奥に入った裏通りにありました。ギターショップというよりは喫茶店かセレクトショップのような佇まいです。お洒落。

一階と二階があって、一階の方の小物の展示は撮影OKでした。

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こんな感じでギターケースが一杯です。ギブソンフェンダーはもちろんとして、カジノやリッケンバッカーといったビートルズを思わせるギターもちらほらありますね。

 ジャズマスターとかもあって、そんなのも使ってたんだなー…と意外でした。

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ギターケースの脇には写真が数枚と、タイマーズのサングラス?と、テレキャスのピックガードが飾られていました。ピックガードはフロントのザグリがP-90サイズなのを見るに、広告にもあった赤いテレキャス(厳密にはエスクワイア)のものでしょうか。テレキャスで赤ピックガードというとウィルコジョンソンで、なんらかリスペクトがあったのかあと…。ウィルコと清志郎て同世代くらいですかね?

二階に上がってみると、清志郎の使用ギターがズラリと並んでいて壮観でした。残念ながらここは撮影禁止ということで、心のフィルムに焼き付ける感じでした。

もちろん今回の展示は写真集で見られるものではありますが、実物はやはり独特の雰囲気がありますね…。付喪神なんて言葉もあり、ひとが使い込んだものには何かが宿るというのも信じたくなります。

肝心のどんな楽器を見たかというところですが、覚えている範囲で

Fender Esquire (ナチュラル?)

Fender Telecaster バタースコッチ

•Les Paul 1960 ゴールドトップ

Fender Jazzmaster オレンジ色?

• Rickenbacker ファイアグロー

Gibson Flying V 

•改造Flying V(V部分切断?)

•Guild bluesbird

•テスコ、グヤトー

•casioのギターシンセ

Gibson アコースティックギター多数

マンドリン

•法螺貝

 などなど…。あとセミアコもいくつかあったかな、意外と覚えてない自分が憎いです。

 

やっぱり目を引くのはゴールドトップのレスポールエスクワイアですね。レスポールは1960年かそのあたりで、いわゆるヴィンテージですね。ただでさえ非常に高額がつけられる年代のもので、まして清志郎の所有物ともなると最早プライスレスの域でしょう。ブリッジがバダスに換装されている以外はハッキリとした改造の跡はなく、金色の塗装が剥げ、緑青がついていて、ボリュームノブも型が古いものがそのまま付いていて、なかなか歴戦の風格があります。

エスクワイアの方も相当年季が入っていて、元々の色が焼けてもはや木目そのままのナチュラルに近い色合いです。エスクワイアはフロントピックアップが無いギターですので、P-90を後からわざわざ取り付けた格好になります。そういえばジョンレノンも同じく、フロントピックアップのないレスポールジュニアに改造をしていましたね。

テレキャスエスクワイアって元々良くも悪くも木の板そのままっぽいデザインなので、年季が入ると尚更古い板切れっぽくも見えます。それがまた渋くて良い感じです。

他に目を引いたものとして、オレンジ色のジャズマスターは珍しいなと思いました。店長さんによると、清志郎がちょうどそのオレンジ色が好きだった頃に手に入れたということで、どうも色で選んだ一本のようでした。

たしかに清志郎って黄色とかオレンジ色とか派手な色のイメージありますね。

また、おそらく高額なヴィンテージギターが並ぶ一方で、テスコなどの比較的安価なギターもあるのが印象的でした。安価なグレードの中でもえてして良い音がするものはあるので、たぶん安い中でも選び抜かれたものだとは思われますが、なんだかちょっと親近感です。中にはcasio(電卓とか作ってる会社のcasioです、最初casinoかと思って三度見しました)のギターシンセなんかもあったりして驚きです。

ギルドのbluesbirdというギターは、店長さんが手にとってその場にいた人達に見せてくれました。このギターの裏には清志郎の子供の写真が貼ってあって、折に触れてステージから観客に見せびらかしていたそうです。でも小さい写真なので、見せられてる方は何だかわからなかったとのことです…。そんなほっこりな逸話を聞いたら「でもそれステージでぶん投げてましたよね、そんでメンバーが慌ててキャッチしたり。」という話がその場にいたお客さんから出てきたりして、面白かったです。

店長さんは清志郎と直の知り合いで、展示に来ていた方もライブに何度も行った人達が多かったようで、ちらほらそんな思い出話を聞くことができました。

他にもV字が叩き折られたフライングV(のようなもの)や、年代物の四弦アコギ、マンドリン、果てはほら貝などユニークな楽器がたくさんありました。

やはり全体的に一風変わった機材が多く、ほんとに愛やこだわりを持って楽器を集めていた人だったんだろうな〜ということが伝わってくる展示でした。

行ってよかった、非常に面白かったです。

 

そして…あの、展示の横にひっそり並んでいたアムリタのオリジナルギターがすごい良さそうでした。

いつか小金ができたら、弾きに行ってみようかな…。チャボと同じギター…。