ロックンロールで一夜漬け

ロックンロールで一夜漬け

音楽に踏み込む探検日記

ストーンズ展に行ってきた

おつかれさまです。

遅ればせながら、件のローリング・ストーンズ展に行ってきました。

やー面白かったです。

 

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ベロッと。

見慣れたマークですが、改めて大きいモニュメントでみると迫力ありますね。

 

場所は五反田、駅から少し歩いたところでした。外から見ると住宅街にポツンとある感じで、ほんとにここか?なんて思いましたが。

いやはや、中は別世界でした。

バンドの変遷をたどるパネルはもちろん、楽器の展示、各時代ごとの衣装の展示、実際のジャケットのアートワーク、セットリストや歌詞のメモ書きに至るまでストーンズに関するあらゆるものが集められています。

ギター好きとしては、雑誌で何度も見てきたテレキャスターレスポールジュニアのホンモノを間近に見られたのが嬉しかったですね。

恐らくはオークションに出たなら数千万はくだらないギターたちですが、一見そうした高級感はなく、ただ使い込まれた跡が何とも言えない凄みを放っていました。いい音するんだろうな。

 

しかし、なにより特筆すべきはメンバーの部屋やレコーディング室の「完全再現」です。

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見るのに夢中で全然写真撮ってなかった。

これは、駆け出し時代の若きストーンズが暮らしていた部屋や、レコーディングを行った部屋を細部に至るまで徹底的に復元したというものです。これがホントに凄かったです。

衣装や楽器というのは雑誌や映像資料でもまあ見られるといえば見られるわけですが、このほぼほぼ現実そのものな部屋の空気感、当時の生活感というものはこういった展示モノならではのものだと思います。

まるで自分が60年代に迷い込んだような。

そういう意味では、こういってはなんですが、ディズニーランドに行った気分にも似てます。

 

ベッドに脱ぎっぱなしの靴下、洗わずに積み上げられている食器、テーブルに置かれたチャックベリーやマディウォーターズのレコード。

そういう細かな所を自分で見つけていく楽しさもありました。

当時のイギリスの若者の一般的な暮らしぶりを良く知りませんが、おそらくこのくらいがフツーの男子大学生の生活だったんでしょう。

ネットやテレビがない以外には、今とさして変わらないようにも感じます。

「50年間全世界で活動し続けるロックスター」という前例のない歴史を刻んできた彼らですが、始まりは普通の音楽好きの若者だったんだろうなーと改めて思いました。

 

また展示のラストは「リアルに再現されたステージ裏の楽屋を抜けると、そこで大迫力の3Dライブが観られる」という演出になっていまして、これもまた粋でした。

楽曲制作の裏側、衣装や楽器や部屋の展示が続いて、最後に見慣れたステージでのストーンズがバーン!という構成はお見事です。

映像そのものは最近のライブのsatisfactionで、youtubeにも落ちてるものでしたが、一通りの展示を見てからだとまたひと味違ってきこえるから不思議ですね。

ストーンズのことを深く知ることができると同時に、ストーンズのメンバーになったかのような追体験ができる展示だったと思います。

 

とてもよかった、2回目いくか悩み中です。