エレカシ武道館
こんばんは。
冬休みが終わり、明日から通常運転です。
夜明け前に家を出る日々がまたはじまる…。
先日、エレファントカシマシの日本武道館コンサートに行ってきました。
エレカシのライブは以前フェスで一度観たことがあったのですが、ワンマンは今回が初めてです。また、武道館に行くのも今回が初でした。
開場してすぐくらいに行きましたがすでにとても沢山の人の列ができていました。年齢層は30〜40代が多かった印象ですが、20代や親子連れもちらほら目につきました。親子連れで来るなんて英才教育だね、と前に並んでいた人たちが笑っていました。
羨ましいような、小さい子があの声聴いてビックリしないか心配なような…。
中に入ってみると、やっぱりとても広い!武道館だけあって日の丸が大きく飾られていて、所々に和風な意匠があるのが印象的です。
50年前ビートルズがここに来たんだよなぁ…と思うと不思議な感じがしました。
席は二階の一番後ろの立見席だったのですが、位置が真正面だったので全体がよく見えました。ライブは近い方がいいこともありますが(クロマニヨンズはモッシュの方が楽しい)、大きい会場では豆粒みたいな姿を目で追っかけるのも一興だと思います。
肝心のコンサートは、さすがエレカシといったところで圧巻でした。
僕はエレカシに関してはにわかもいいところなので、知らない曲が沢山あった(半分くらいは知らない曲だったかも…)のですが、初めて聴く曲でも歌詞とメロディーがスッと入ってくるのを感じて、むしろ凄いと思いました。おれ滑舌悪いんだよ〜とMCで言っていましたが、いやいや。
3時間とはとても思えないほどあっという間のショーの中で、個人的なハイライトは悲しみの果て、ズレてる方がいい、珍奇男、ガストロンジャー、そして今宵の月のようにです。
悲しみの果ては短い曲ですけれども、ライブだとなおさら短く感じました。バーンと来て、あ、もう終わっちゃう…、という感じでした。
ズレてる方がいいはエレカシで一番好きな曲でして、目の前で爆音で聴くとやっぱり一層感慨深かったです。この曲はほんと、10年後でも20年後でも聴いてると思います。
珍奇男は知らない曲だったのですが…、なんですかね、アコギを搔きむしり叫ぶ姿にエンケンを思い出しました。エレカシはロックンロールだけではなくて、日本のポップスやフォークにも大きな影響を受けてるんだろうなということを改めて感じました。
ガストロンジャーは異色作だけに、長いライブの中でも目立ちますね。高度経済成長期の生まれで〜のところ、僕は世代は全然違いますが好きです。
ガストロンジャー、ファイティングマンのような激しい曲の一方で、今宵の月のような といった情感豊かな曲も多いのがやっぱり良いです。
ラスト近くでこの曲が来ると、ホッとしますね。
また、やはりミヤジさんの動きも実際に観ても独特でした。イントロだけギターを弾いて、すぐ床に置いて前に出てくるなんて他に知りません。あとは、曲始めでギターのチューニングが合わなくて中止し「このギター変だよ、ダメ!失格!」 と言って取り替えてもらうくだりが面白かったです。しかもそのギター、おそらくずっとメインに使ってる黒いストラトだったし…。
でもやっぱりそういう人だからこそ、楽しもうぜ、エブリバディ!!良いことあるぜ!!って言ってるのを聞くと、元気出てきますね。
年明けにパワーもらえて楽しかったです。また、自分にとっての初めての武道館がエレカシで良かったと思います。
次は、もうちょっとアルバム聴いてきます。