ロックンロールで一夜漬け

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音楽に踏み込む探検日記

ギタリスト必殺ポーズ①


ギタリスト格好いいよな!!

僕はなんだかんだと言って、ギタリストはバンドの花形のひとつだと信じています。
ギタリストはカッコいい。

このギタリストのカッコ良さというものにも、色んな要素があると思います。たとえば演奏技術の高さ、つまり高難度なフレーズを弾き倒す格好よさだったり、または動きだったり、立ち姿だったり…。

ですが、個人的に思うのは、格好いいギターヒーローには決めポーズがあるということです。
歌舞伎の見得や仮面ライダーの変身ポーズなど、 特に日本人にはそういう決めポーズに弱いDNAがあるんじゃないでしょうか。
演奏技術がどう凄いのかという点は、楽器をやってないと分かりづらいものだと思うんですが、この人といえばこのポーズ!っていうのだったら誰が見ても分かりやすいもんです。
演奏そっちのけで動きたがるギタリスト大好きです。笑

ということで今回は、古今東西さまざまなギタリストの必殺ポーズを動画で見ていきたいと思います。

・チャックベリー
1:40〜あたりから
やっぱりこれは外せませんね。
通称ダックウォーク、ピョコピョコ歩き。
これをやっただけで歓声が上がる、まさに必殺技。

1:37〜あたりから
風車奏法です。長身もあいまって、腕のフルスイングは間近で見たら大迫力だったことでしょう。
一見簡単そうで、これ下手にマネをすると指が弦で切れます。そして何より弾けません。ていうか本人も弾けてません。いいんです、それで。

・キースリチャーズ
0:07〜あたりからずっと
少し屈んで、コードをガッと弾く。
若干ダルそうに弾くのがポイントですね。
この人の場合は弾き姿全部が必殺ポーズみたいなもので、立ってるだけで格好いいギタリストの代表といってもいいと思います。

・アンガスヤング
4:15〜あたりから
これはチャックベリーのダックウォークを継承した技なんですが、本家とはまた違った良さがあります…というか、なんかヘンだ。笑
そのヘンな所が格好よく見えてくるから、ギタリストはズルい。
アンガスヤングは見た目からギターフレーズまで全てがものっすごいキャッチーですね。少年漫画のキャラクターみたいな分かりやすい魅力だと思うんですが、どうでしょうか。


日本人いきましょう。

1:23のところ
マーシーも色々やりますが、このキックが印象深いです。足蹴り一発、そのままクルッと後ろを向くとか。心なしか、やっぱりキースリチャーズやジョニーサンダースの立ち振る舞いに似てるような…?
クロマニヨンズではブルーハーツ時代よりも動きが型として固まってきたような感じで、また違った味わいがあります。どっちもカッコいい。

・50回転ズ ダニー
2:55〜あたりから
ダニーはここまで挙げてきたような歴代のロックギタリストをとてもリスペクトしている方なので、ライブになるとロックンロールマナーに則った様々な動きを見せてくれます。特にロックンロールマジックのイントロのこの動きはライブでも定番です。
隣のドリーとお揃いのステップ、これでビシッと弾けてるの技術的にも凄いことだと思います。


3:35のところ
ライブでラストにやっていたという、OMOIDE IN MY HEADのイントロ。背面弾きですね。
ギターを高く掲げ、背面弾きで鬼のような爆音を鳴らしています。
これ本当にどうやったらこんな音になるんだろう…。
この人の場合、小柄な女性だからこそ異様な気迫があってカッコいいですね。


5:45くらいのところ。
ギタリストというよりボーカリストかもしれないですけど、好きなので…笑
ミヤジさんのこのガニ股で手を広げるポーズ、いいですねー。
相撲の四股みたいな感じで、すごく日本人的な形なんじゃないかなぁなどと思います。

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今回はここまでです。
こう改めて色んなポーズを見てると、チャックベリーに対するアンガスヤングみたいに、同じポーズを真似してても本人の個性が出てくるのがまた面白いですね。今後もビシッとカッコよく決めてくれるギタリストに沢山出会えたら嬉しいです。