ロックンロールで一夜漬け

ロックンロールで一夜漬け

音楽に踏み込む探検日記

神保町探検①

 

神保町が好きです。
 
今の生活圏から近いこともあって、時間ができたらちょいちょい散歩に行っています。
神保町というと古本屋が多いことで有名ですが、その一方でレコード屋や音楽雑誌の専門店なんかも結構な数がありまして、僕の場合はもっぱらそっち目当てで歩き回ることがほとんどです。
先週末にもポッカリと暇ができて、時間をたっぷり使って歩き回ることができました。
 
最近は音楽雑誌というものに興味が湧いていたので、今回はレコードでなく古雑誌を目当てに歩くことにしました。
ただ何も考えずウロウロするより、なにかしら目的があった方がより質の高いウロウロになるものです。
 
質の高いウロウロって何だ。
 
まあいいか。
 
まず御茶ノ水の楽器街を下って、ジャニス2号店に入りました。ここは中古CDとDVDの販売店で、入り口にちょっとバンドスコアや中古の音楽雑誌も置いてあります。この「ちょっと」に、結構そそられるものが置いてあって素敵です。
僕は日頃レコードは買うけどCDを買うくらいならレンタルやダウンロードでいいかなあと思っているので、中古CDはあまり買わない派です。しかしここは品揃えがとにかく多いので、見て回るだけでも十分に楽しいです。
 
発見した忌野清志郎特集回の雑誌(名前忘れました)に後ろ髪を引かれつつも、数軒回ることを想定していたので、ひとまず次へ。
 
次に入ったのがすずらん通りのロックオンキングという店です。ここはrokin'onとかtalking rock、あとは宝島なんかの音楽雑誌のバックナンバーが置いてあるところです。今回初めて入ったのですが、入り口にビートルズが革ジャンを着ている超初期のポスターがあっておおって思いました。
所狭しと並んだ雑誌を見ると、ゼロ年代の雑誌がかなり揃ってるのが目に付きました。BUMP OF CHICKEN特集が多い多い。
それ以外にも、一昔前のバンド系の雑誌は大体あるんじゃないかというくらい凄い蔵書量でした。
気になる本は沢山あったのですが、レア物ばかりなのかどれも結構な値段で、やむなく保留しました。
 
こういうの大人買いできるようになりたい。
 
すずらん通りの古本屋をチラ見しつつ、続いてペーパーバックカフェに入ります。
ここは本屋と喫茶店が一体になっていて、買った本がその場で読めるというお店です。
店頭にピーターバラカンの「ロックを英詞で読む」という本が並んでいました。後で調べたら発売したばっかりだったみたいです。
これ気になるなあ、でもあんまり頭使いたくないしなあと悩んだ挙句、Amazonの欲しい物リストに放り込んで見送りました。
あとは、野村しんぼ先生のコロコロ出版のエッセイ漫画があってそれもだいぶ気になりました。音楽じゃないけど。
野村しんぼ先生、もう還暦なんですね…。
 
そのあと、最後に向かったのがディスクユニオン神保町店です。小さい店に通うのも玄人っぽくて憧れますが、何だかんだここが一番良く行くしモノ買うことも多いです。
何でかというと、本もレコードも種類が豊富なうえに、1000円切るような掘り出し物が結構あるからなんですね。
ちなみに店は靖国通り沿いのビルの2階にあるんですが、最近1階にメロンパン屋が入ったおかげで入り口あたりで甘い香りがします。笑
 
結局今回もここで買いました。エルヴィス・プレスリーのヒット曲集(Elvis' Golden Records)のレコードと、日経BPムックから出ている「ザ・ビートルズ アルバムバイブル」を、合わせて1000円ちょっとで。
 
そろそろエルヴィスを聴ける耳になったんじゃないかって思っていたのと、ビートルズの教科書的なものが一冊欲しかったので、渡りに舟の出会いでした。
 
その後はペーパーバックカフェに戻り、置いてあった仲井戸麗市のエッセイ「ロックの感受性」を衝動買いし、そのまま中の喫茶店で買ったビートルズの雑誌を読むに費やしました。
 
じっくり散歩した疲れを癒しつつ、コーヒーを飲みながら戦利品をのんびり眺める時間。
これが非常に贅沢で、なんというか、
 
いやー…、ウロウロして良かった。笑