ロックンロールで一夜漬け

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音楽に踏み込む探検日記。毎週月曜更新

ストーンズは何処から聴いたらいいのか問題②


こんばんは。

先週、ストーンズの新作アルバムが発表されましたね。
前回ストーンズについて書いたのはたまたまだったのですが、あまりにタイミングがジャストで驚きました。
聞けば、ブルースのカバーが中心のアルバムだそうですね。やっぱりブルースバンドなんだな…。
新作アルバムは11年振りとのことで、「ストーンズの新作を楽しみに待つ」ということ自体がもはや嬉しいです。好きなバンドがメンバーほぼ全員70過ぎてまだ活動してるなんてそうそうあることではありません。
今回は先週に引き続き、ローリングストーンズはどこから聴き始めたらいいのかという問題について、答えのない議論をしたいと思います。
たのしいよ。
前回までのところでは、ストーンズの曲はブルースを基調としているがゆえにいくらか聴きづらい部分があって、だからこそロックンロール主体のベスト盤からが良いのではないかと考えました。
そこで今回は、アルバムではなく単曲でいうとどのあたりが良いだろうかということを考えたいと思います。

以降、4曲ほど挙げてみました。


・Jumping Jack Flash

まずは有名どころで、ストーンズ知らなくてもこの曲は知ってる人が多いのではないかと思います。ストーンズの中ではアップテンポなロックンロールで、ミックの勢いのあるボーカルにダンス、キースとロニー(或いはミック・テイラー)のツインギターの絡み具合、そして手数は少なくシンプルなのにとても聴き応えのあるチャーリーワッツのドラムと、各メンバーの良いところが詰まった曲だと思います。
歌詞に関しては「俺は悪魔の息子だぜ〜細けえことは気にすんな!」って感じで、分かりやすい方なんじゃないかと思います。
It's a gas, gas, gas!


・Satisfaction

出世曲ですね。これも有名どころということで…。
以前これについては書いたような気がしますが、個人的なこの曲の聴きどころはイントロのキースのギターリフです。
ダッダー、ダダダーです。シンプルなパワーコードをガツンとぶつけるという点で、これはパンクロックのルーツの1つとも言えるのではないでしょうか。
俺は満足してねえぞ!って歌詞で、I can't get no〜は二重否定かと思いきや、全ッ然満足してねーよ!という否定の強調です。スラングで柄の悪さを前面に出した戦略のひとつがここにも
ビートルズは中学生の英語の授業で扱われても、ストーンズはお勉強には使えなさそうです。

 

Doom and Gloom

実は今回の一押しがこの曲です。
2012年のGRRRR!!に収録された、最新のシングル曲です。Jumping Jack FlashやSatisfactionは60年代の曲で、つまり50年前の曲ってわけですが、Doom and Gloomはたったの4年前、最前線のロックンロールです。

この曲、個人的にとてもノリやすいと思います。リズムは比較的ストレートで、キースの5弦ギターによるバッキングが印象的です。左手で何にも押さえずにジャジャッと弾く姿がかっこいいですね。
これ、ブルース色も勿論ありますが、むしろパンキッシュといった方がいいような気さえします。そのぶん、より現代的でとっつきやすいのではないでしょうか。
また、個人的にMVが良いなと思います。歌詞がペンキでベタ塗りされていく表現のバージョンと、そのまま歌詞の内容が映像化されているバージョンがあるので、曲の世界観が分かりやすいんですね。
まあ、映像の方は18禁版なんですが。
こちらちょっと閲覧注意です。

イカすぜ。

 

・Midnight Rambler

ロックンロールの方がとっつきやすいといっても、やっぱりストーンズを聴くならブルースも押さえたいところです。
ということでアルバムLet It BleedのB面1曲目、ミッドナイト・ランブラーを取り上げたいと思います。
件のForty Licksには入っていませんが、ライブでは定番曲のようです。曲中で変わっていくリズムに、曲半ばの楽器陣の絶妙なタメ合戦が秀逸です。うねるグルーヴとはこういうもののことを言うのでしょうか。

またこの曲では、キースがダイスという愛称で知られるダブルカットのLes Paul Juniorを使用していることも個人的にツボです。

 

以上4曲、白状しますと、僕がストーンズにハマりたての頃に聴いていた曲です。

ですので、もしかしたら個人的な思い出により偏っているかもしれません。しかし、実際このあたりが入りやすく、しかも変な誤解をせずにバンドのことを知ることができる曲たちであるように思います。

僕は、これらの曲から入れて良かったと思っています。

いかがでしょうか。

 

また番外ではありますが、ライブドキュメンタリーから入るのも1つアリだと思います。

Shine a Light というドキュメンタリーです。これは1本通して代表曲も多く押さえられていて、僕はとてもお気に入りです。

 

ストーンズが好きになると、ロックンロールはもちろん黒人のブルース、ひいては60年代という時代の文化そのものまで視界がとても開けるので、楽しいことがすごく増えるのも良いところです。

どうやって勧めたものか。