ロックンロールで一夜漬け

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ロックンロールで一夜漬け

音楽に踏み込む探検日記。毎週月曜更新

ポールマッカートニーが来る

 

こんばんは。

こう暖かいと、頭ゆるゆるになってきますね。

 

いよいよ今週に迫ってきました。

何がって、ポールマッカートニーの来日公演です。後から発表された武道館公演も含めて全4回の日程です。僕は土曜の東京ドームに行ってきます。S席を取りました。やったぜ。

 

僕なんかは生まれた時にはとっくにジョンレノンはこの世の人でなく、また物心つく前にジョージハリスンも他界してしまったというくらいの後追い世代なので、ビートルズのメンバーの姿が生で見られるという、それだけでも奇跡のように思えます。

今回は元気でやりきってくれることを願うのみです。今年で御歳75歳ですよね…。

さて、この来日公演、ビートルズ以外の曲も多く演奏されることが予想されます。

考えてみれば当然で、ビートルズのキャリアは濃密とはいえたったの10年であって、長さで言えばその後のウイングス及びソロ期間の方がずっと長いわけですからね。

正直コンサート行けるだけでも奇跡だと思っているので、Let It BeとHey Judeが聴ければ満足、あとはHard Day's NightやAll My Lovingでも聴ければ最高というのが本音ではあります。ですが折角なので、ソロ期間の曲も押さえて少しでも知ってる曲を増やしていきたいところです。

ということで先月あたりから少しずつ、ソロやウィングス時代の曲を漁っている次第です。

今回は、その中で聴いてみたいくつかに触れてみたいと思います。

よろしくお願いします。

 

•Band On The Run

ウィングスのアルバムの表題曲にもなっている曲です。このアルバム非常に評価が高いそうで、歌詞考察や講評がたくさん出てきます。

ジャケットもカッコいい。監獄ロックかな。

曲は三部構成で、全然違う曲調を三つ続ける形式になっています。ビートルズ時代のA Day In The Lifeや、Golden Slumber~Carry ThatWeight~The Endにも見られる手法です。

シンセの音が印象的なバラードから突然ロック調になり、そこからアコギが響く爽やかなコーラスが続く形です。最初は不思議でしたが、囚人達が脱獄し逃げ出す過程を追った歌詞も踏まえるとドラマチックな構成ですね。

俺たちのバンドは逃げるぜ!って、逃げるというワードは普通はなんだか格好悪いものなのに、ロックスターが歌うと格好いいというのも不思議です。

忌野清志郎のベイビー!逃げるんだ。とかもそうですね。全然違う曲ですが。

 

•My Brave Face

 

はい。こちらはFlower In The Dirtというアルバムからの一曲目です。このアルバムはスランプと試行錯誤が数作続いてからの原点回帰という立ち位置で作られたものだそうで、たしかにビートルズから聴いても違和感のない曲が多い印象です。エルヴィス・コステロとの共作で、先日リマスターが出たばかりでもあります。

レコードコレクターで特集されていました。

Drive My CarやTaxmanのようなモータウン風のベースラインに、そしてやっぱりメロディがすごく良いですね。ビートルズの頃からポール曲はメロディがめっちゃ親しみやすいイメージがあります。 また、アコギ2本で撮られているデモ音源の方を聴くと、ああこれはやっぱりビートルズ時代に寄せて作られた曲なんだなあという感じがします。

またこのアルバムは89年のリリースということで、曲によってはシンセベースや打ち込みが取り入れられていたりと時代を感じる部分もあり、その辺からいっても面白いです。

 

•New

 

歌詞の入れ方がカッコいい…。

これは2013年リリースで、名前の通り新しい方の曲ですね。

かなり若手のプロデューサーを起用しての意欲作ということで、70代にさしかかってもエネルギーに溢れているのは流石です。

 考えてみるとボブディランもデヴィッドボウイも若手と難しそうなアルバムを作っていたなあと思うので、ほんとうに凄い人は新しい感性を持ち続けているものなのかもしれないなとも思います。

曲の方は、まず何よりメロディがすごく良いですね。わぁ、ビートルズの人の新曲だ〜〜って感じです。

でも拍の感覚が所々不思議だったり、イントロから入るシンセの音程が絶妙だったり、「そこでそう来るか⁉︎」と思うような所があって、やはりただの良メロディの曲に終始しないあたり流石です。

また、歌詞にも年を重ねたからこその深みがありますね。自分に何ができるのか知らずにきた、だから新しくなれたんだ、と74歳のポールマッカートニーが言うのはズルいです。

 

はい。

聴いているとどうしてもビートルズと比べてしまうし、またビートルズらしさを期待してしまう事もあり、なかなか難しいところです。

調べてみて思いましたが、ポールマッカートニーって長いキャリアの中で低迷期もあれば、流行りを取り入れようとしてセールス失敗した時期もあったり、かなり試行錯誤を重ねているんですね。ずっと最先端で高く評価され続けているわけでは必ずしもないというのが、僕にとっては発見でした。(70代で海外ツアーをやってるのは超人としか言いようがないですが…。)

しかし、だからこそ未だに新しい試みを続けてライブもやり続けているということが一層カッコいいのではないでしょうか。

 

楽しみです。土曜早く来い。